第二十二回IT_CLUB例会議事録

       1)開催日時; 2005216日(木)、16:00~18:00 
       2)場  所;大連市高新技術園区火炬路356階会議室 
       3)議  題;ソフトウェアオフショアについての考え 
  1. 会長挨拶、 
  2. 大連中小軟件企業連合会が、昨年11月に設立されました。責任者は白石さん(東芝OB)です。今後、協力できるところがあれば協力したい。 
  3. 6月22日~25日、開催の大連ソフトウェア交易会に、UMTPから講師を招いて’UMLセミナー’を開きたい。これからのオフショア開発手法はSOA(Service Oriented Architecture)が中心になって展開される。UML技術者は日本でも不足しているので、大連が先行してUML技術者育成に取り組みたい。’UMLセミナー’の実施は、東軟グループの細谷さんにお願いします。 
  4. 副会長連絡事項、大連の最新IT情報 
 ・ 特にありません。 
       ○ 新会員の紹介、 
     1. 日向 祐弥  ジェトロ大連事務所 
     2. 柚木崎 哲  大連立体信息科技有限公司 
  1. 福留 智子  北京KDDI通信技術有限公司・大連事務所 
  2. 小川 辰夫  大連保税区川偉自動化有限公司(岡田さん紹介) 
  3. 邵群力    大連唯知計算機系統有限公司 
  4. 尤星輝    瀋陽興和軟件有限公司(秋山さん紹介) 
  5. 梅雨非    瀋陽興和軟件有限公司(秋山さん紹介) 
  6. 鈴木三紀夫  サンシード(株) 
  7. 鄭 京喚   延辺明陽軟件有限公司 
  8. 三好 浩和  大連活今信息科学技術有限公司 
  9. 肖 微   広州南天電脳系統有限公司・大連支社 
  1. 幹事会社の会社紹介、幹事会社の産品紹介(総経理 陳 光) 
社 名  大連康百克数据庫工程有限公司 
     ■創 業  2001年3月1日 
     ■代表者  董事長総経理 陳 光 
     ■資本金  100万元RMB
     ■従業員  147名(平均年齢 27歳)内訳(RPG&COBOL技術者37,SAPのABAP技術者40人、VB.BET,ASP.NET,JAVAなど45人、CAD入力など15人、管理営業10人)
   連絡先: 本社: 住所:〒116023大連市高新技術園区火炬路35号
     大連市科学技術企業孵化基地4F,5F,6F
     TEL:86-411-62912656  FAX:86-411-62912655 
     URL:www.dalian-comeback.comE-mail:ceo@dalian-comeback.com
   沿革及び開発環境 
     ■2001年03月 大連高新園区会社成立 
     ■2002年05月 大連市高新園区より大連市ソフトウェアパークに引越 
     ■2003年03月 大連ソフト業界協会に加入、高新技術企業と認定 
     ■2003年10月 ISO9001-2000の認定を取得 
     ■2005年11月 ソフトウェアパークにから大連市高新技術園区火炬路35号移転 
     開発環境: 
     機種:    汎用機、パソコン、IBM小型機、その他 
     台数:   PC210台,  IBM AS/400  1台,     サーバー5台。 
     OS:        WINDOWS (3.1~XP)、WINDOWS  CE、LINUX、  IBM OS/400
     使用言語:ASP、VB、VC++、JAVA、RPG,JAVA  SERVLET、COLDFUSION、PERL、 
     PLM、COBOL,LANSA,DELPHI、C  builder、各種アセンブラ 
     DB:     ORACLE、SQL、SERVER、ACCESSE、DB2など 
   業務内容: 
  1. 各種ソフトウェア製品の企画、開発、販売、ERPとSAPソフトウエアの設計開発、CADシステムの開発、販売、図面データ処理業務、データエントリ業務、組込みソフトウェアの開発。 
業績:もうすでに165プロジェクトを完成いたしました、社内商品も六件完成いたした。 
     年  度       売り上げ    利  益 
  1. 2001年12月期     7,000万円、     900 万円 
  2. 2002年12月期    16,000万円、     2,000万円 
  3. 2003年12月期   18,000万円、     2,300万円 
  4. 2004年12月期   21,000万円、     2,700万円 
  5. 2005年12月期   30,000万円、     5,500万円 
会社商品ソフトの紹介 
     1: ERP(製造業向けの製造管理核とするERPパケージ)
     2: OA(行政機関業務管理、電子政務)
     3: WS_NCCA(アニメション作成ツール)
     4: 賃貸ソフト(不動産賃貸行向け)
     5: 3DCAD…CONSOL&SANAKAの紹介 
  1. 主議題、ソフトウェアオフショアについての考え 
オフショアについて 
     依頼先の選択基準が間違っている:
     1:依頼先会社を選択する時に会社の社員人数で決める。 
     2:ISOとCMM認証だけで判断する。 
     3:会社の建物で決定する。 
     4:PR旨い者が勝ち。 
     依頼先の選択が困難:
     1:中小企業が沢山できている、開発力がない会社が多い。 
     2:人脈が少ないので、よいパトーナが中々見つからない。 
     注意すべき企業:
     1: 有限会社。 
     2: 常にパトーナを変え様とする日本企業。 
     解決できない課題:
     1: 頻繁に仕様変更。 
     2: 仕様書らしい物が提供できない。 
     3: スキル高いPMがいない。 
     4: 納期が厳しい、工数が厳しい。 
     5: 中国人社員は過労死する直前に逃げる。 
     失敗するケース:
     1: 短納期で開発途中でも頻繁に仕様変更、テスト時間足りなく納品物の品質悪い。 
     2: テストデータ不足、エンドユーザーが協力しないため、無理な仕事をした理由で品質悪い。 
     3: 依頼すべきでない仕事を依頼した、依頼先の選択が間違った。 
     4: 日本側のPMは自分のミスと間違いに対して素直に認めない体質。 
     5: 詳細設計書まで日本で作成して海外でコーティングするだけでは、オフショアしてもコストダウンにならない。 
     薦める取引方法:
     ラボー契約。(組織単位で依頼先人数を囲い込む方法) 
     日本企業の分析:
    1: 大手企業(1000人以上企業)
     自分で会社を設立或は安定的に取引パートナー会社を決めて取引。 
     2: 中等規模企業(200-1000人規模企業)
     パートナー会社と取引するが、プロジェクト担当のスキルが皆違うので 
     長く取引するのが難しい。 
     3: 中小企業(200人以下中小企業)
     仕事がよくできればオーナー社長であればある程度長く付き 
     あうことができる。 
     オフショアできない日本企業:
     1: 失敗した話を聞いてばかりで経営者が決断できない、(特にサラリマン社長)
     2: PMはオフショアしたら自分が仕様書を作らないといけない、やりにくい、長年の取引パトーナと仕事をするのはやりやすい。失敗するとリスクが大きい理由で仕事が出せない。 
     3: 自分の技術スキルに自信がない。 
     4: 海外出張が嫌な技術者がいる。 
以上は自分なりの見方ですが、間違っている所があると思います、皆様の知恵を借りてよいビジネスをしたいので、ぜひ皆様の意見を聞きたいです。 
       ○ 意見交換会(発言自由)、 
       参加者の意見 
     オフショア開発に関しましては、細谷様、布施様、柚木崎様などから色々な意見が 
     ありました。 纏めたら主に以下の数点です。 
   (‘常にパートナーを変えようとする日本企業‘に関する布施様の意見) 
     ・ 日本企業は初めての取引先を選定する場合、複数のパートナーに仮発注して短期間で最適取引先を決める場合がある。これは日本では‘瀬踏み’という一般的なやり方である。 
   (UMLに関する質問に対して、細谷様の回答) 
      1. 現在の仕様情報伝達はかなり日本語の記述に頼っている。UMLはその中の何割かを自然言語に依存せず誰でも同じように解釈できるモデルとして提示できるので、オフショア開発でこそ効果を発揮するのではないか。(なお、UML技術の普及団体であるUMTP[UMLモデリング技術推進協議会]は「オフショア分科会」を設置したので、今後この問題にも取り組むものと思われる。) 
      (中国人技術者の業務知識習得について-細谷様) 
      1. 中国から日本に技術者を派遣するオンサイト業務では、日本側は技術者の業務知識習得を狙いとする場合もあるが、これは数ヶ月では達成できない。業務知識の習得は五年、十年かかる。オフショアに仕事を持ち帰る場合も、業務知識習得に依存したやり方は狙い通りにいかない。 
(頻繁な仕様変更について-細谷様) 
      1. 日本側は、仕様書は曖昧なものであるとほとんどの人が考えるようだ。しかし、 
その中には「曖昧で当然」と積極的に考える人と、「曖昧でないほうがよいが、仕方がない」と消極的に考える人と両方いる。 
      1. 中国側も、日本からくる仕様書が曖昧であることはよくわかっており、これは仕方がないものとして受入れている。ただし、曖昧な部分を解消するための追加コストは日本側で負担して欲しい。 
(牛島様の意見)  
      1. アプリケーションが web で運用されるようになって、ユーザーのシステム部門で仕様を決めるのが難しくなっている。  エンドユーザーが出来上がったシステムを、運用しながら使いやすいように修正を求めることが多い。この場合、修正に応じるコスト負担を、契約上事前に決めておくことが必要になる。 
  1. 次回日時、幹事の選定、 
      1. 開催日;  2006年4月20日(木)、16:00~18:00 
      2. 幹事会社; 住生コンピュータサービス、成田さん 
      3. 主テーマ; 国際専用回線、IP-VPN回線概説(BPO関係者は必須) 
4)懇親会の案内、時 間;18302030
               場 所;解放広場昱星苑国際酒店二階 
               予 算;60元食べ放題(バイキング) 
         ・24名の方が参加され、情報交換が熱心に行われました。 
 

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