第31回大連ITクラブ例会 議事録

 

    
1)  開催日時:2007年8月16日(木)  16:00~18:00 
   2)  場所:大連軟件園  サービスセンター(数碼広場1F)地下会議室 
   3)  議題:1.中国通信事情及びKDDI 中国の取り組み 
   2.個人情報保護及び人材技能標準 
     
○会長挨拶 
   IT  CLUB も今回で 31回になり、参加者も順調に増えました。 
   今回は「中国の通信事業」「個人情報保護及び人材技能標準」という 
   身近でありながらも、内部事情まではなかなか把握できにくい 
   分野のお話ですので楽しみにしております。 
   随時、応答質問をし、これからのIT 関連企業に役立つことがあれば 
   いいと願っております。 
   ○ 副会長連絡事項、大連の最新IT 情報 
   ・ 特にありません。 
   ○ 初参加者の自己紹介、13名 
   ○ 幹事会社の会社/サービス紹介、発表者;ソリューション2部:部長  曾?氏 
   ■ 社名   :北京凱迪迪愛通信技術有限公司<KDDI  CHINA CORPORATION> 
   ■ 設立日  :2001年10月19日 
   ■ 代表者  :総経理  小川  哲男 
   ■ 大連事務所:所長  裴俊義 
   ■ 資本金  :200百万円(KDDI 株式会社  80%・豊田通商株式会社  20%) 
   ■ 連絡先   
   本社住所:北京市朝陽区建外大街甲  12号新華保険大厦 404 室 
   TEL:010-6506-4111 
   大連事務所:大連市西崗区中山路147 号  森茂ビル 13 階 
   TEL:0411-8368-1240  FAX:0411-8368-0580 
   ■沿革及び主な営業拠点 
   ・1983年6月  KDDI 北京事務所開設 
   ・1986年12月 KDDI 上海事務所開設 
   ・1988年10月  KDDI 香港設立 
   ・1990年7月 Kソリューション北京事務所開設 
   ・1995年2月 Kソリューション上海事務所開設 
  1. 1995年7月  KDDI 大連連絡事務所開設
 
  ・2000年2月  KDDI 香港広州事務所開設 
   ・2001年5月  KDDI 上海(上海凱訊)設立(KDDI49%、上海電信 51%) 
   ・2001年10月  KDDI 中国設立(KDDI80%、豊田通商 20%) 
   ・2002年10月  KDDI 中国  天津オフィス設立 
   ・2002年12月  北京:Kソリューション統合 
   ・2003年1月  KDDI 広州設立(KDDI香港  100%) 
   ・2003年3月  上海:Kソリューション統合 
   ・2003年9月  KDDI 上海(上海凱訊)無錫オフィス開設 
   ・2003年9月  KDDI 中国大連オフィス開設(KDDI 大連連絡事務所は閉所) 
   
   ■事業内容 
   ①中国国内/国際通信ネットワーク構築プロジェクトのマネジメント 
   ②通信システムインテグレーション提供 
   ③回線申請代行サービス 
   ④データセンター 
   
   ○  主議題、中国通信及びKDDI 中国の取り組み 
   ■中国の電気通信事情について 
   1  中国通信キャリア情報 
   1.1  中国の通信業界の変遷 
   ・中国国営郵電部が民営化し、現在に至る。 
   2.2  通信キャリア概要 
   ・北はCNC、南はCTと通信キャリアが分裂。 
   ①  CNC,CT 共に全国でサービス提供可。 
   ②  相互接続ルールの不備によるトラブルが続出。 
   1.3  移動通信 
   ・中国移動通信、中国?通の2社を中心に事業展開。 
   2  中国通信市場 
   2.1  電気通信市場規模及び電話加入者数 
   ①電気通信事業規模は前年同期比11.7%成長 
   ②固定・携帯電話ユーザー数は共に世界最大。  
   ③  携帯電話は毎月約500万のペースで利用者が増加中。 
   2.2  インターネット及びブロードバンド利用者数 
   ①  インターネット利用者数は急増し米国に次ぐ世界 2位 
   ②  ブロードバンドユーザー:都市部で ADSLを中心に急増中 
3  中国通信政策 
   3.1  中国の通信規制3大事項 
   ①電信法の制定 
   ②3G ライセンス交付  
   ③  外資開放の動き 
   4  中国固有の問題 
   4.1  中国固有の問題 
   ①  日中間のネットワーク  
   ・日本側はKDDI が中国側はCNC,CT がライセンスを持っているので、 
   お互いにエリア内は自社のネットワーク網を持てないので、相互に協力し 
   国際接続をするという形をとっている。 
   ②  中国内のネットワークは南北で CNC,CT の接続不備によるアクシデントが 
   多発している。 
   4.2  中国固有の問題(封網) 
   ①  中国の通信会社は、祝日や国家重要行事期間中、国家利用目的を除き 
   新規通信サービスの開通作業はしない。…「封網」 
   ②  回線申請後、開通までの期間に封網を挟む場合は、プラス 3週間程度の 
   スケジュール調整が必要。 
   ■中国市場における KDDI の取り組み 
   5  KDDIと中国通信 
   5.1  KDDI と中国の関わり(通信サービル) 
   ・1871年8月  大北電信会社(デンマーク)による長崎~上海海底電信線開通 
   ・1915年1月  日本政府所有の長崎~上海間海底電信線開通 
   ・1971年1月  国際電話、国際テレックス、国際電報サービス開始 
   ・1992年2月  国際線用回線サービス開始 
   ・1996年6月  国際ISDNサービス開始 
   ・1996年12月  インターネット・ゲートウェーサービス開始 
   ・1996年12月  国際フレームリレーサービス開始 
   ・2000年12月  国際セルリレー(ATM)サービス開始 
   ・2001年12月  国際IP-VPNサービス開始 
   ・2002年4月  モバイル:国際ローミングサービス開始(大都市中心) 
   ・2003年6月  CNCとのIP-VPNサービス開始 
   ・2007年  GPEN:Global Powered  Ethernetサービス開始(予定) 
   5.2  交流プログラムを通じた連携強化 
   ①CT,CNCとの幹部交流会を実施 
   ②定期運用会合を開き、実際の障害処理対策を検討
   ③回線納期の厳守に向けて CT.CNCと情報交換の実施 
   ○DSIA機能について  大連軟件行業協会   常務副秘書長  孫鵬氏 
   
   ○議題/個人情報保護及び人材技能標準-大連個人情報保護委員会、常務委員    (資料添付)            大連ソフトウェア産業協会、顧問  李青寧氏 
   ■日本企業、発注先企業の選定要件 
   1.セキュリティ対応 
   1.1  プライバシーマーク(P-mark)認証 
   1.2   ISMS(ISO27001)認証 
   2.QCD(品質・コスト・納期)対応 
   2.1  ISO9001 認証 
   2.2  CMMI 認証 
   ■セキュリティへの対応 
   1.ISMS 
   ・ISO/IEC 27001 
   2.プライバシーマーク(Pマーク) 
   ・JIS Q 15001 
   ・2007年5月21日現在の認定事業者数7,514 社 
   3.認定機関 
   ・JIPDEC(財団法人  日本情報処理開発協会) 
   ■Pマークの経緯 
   1.OECD プライバシーガイドラインの原則:1980.9.23採択 
   2.EUデータ保護指令の原則:1995.10.24、1998.10.5 発行 
   3.個人情報保護に関する法律 
   ・2003年5月  法律制定・公布 
   ・2005年4月  施行(JIS  Q  15001:1999) 
   ・2006年5月  新JIS(JIS  Q 15001:2006)制定 
   ■大連ソフトウェア産業協会(DSIA)の個人情報保護への取り組み 
   ・2004年4月  勉強会とセミナー開催 
   ・2005年8月  個人情報保護の制度化に向けて準備開始 
   ・2006年1月  JETROがJIPDECを招聘 
   ・2006年1月  大連市個人情報保護委員会発足 
   Pマークに対応した名称をPIPAと決定                    (Personal 
   Information  Protection   Assessment) 
   ・2006年8月  大連ソフトウェア産業協会-情報産業局が JIPDECを招聘 
  1. 2006年10月  日本で DSIA と JIPDECでMOU(覚書)を締結
  ・2006年11月  PIPA、新JIS対応へ 
   ・2007年4月  PIPA 第二版規範を正式発表 
   ・2007年6月  PIPA  遼寧省地方基準に      後援行政機関:大連情報産業局 
   ■PIPA の現状 
   1.2007年8月16日現在 
   ・現在申請準備中会社数  26社 
   ・認証取得済み会社数 
   2.規範について 
   2.1 中国国家基準への格上を検討・調整中 
   2.2 中国ソフトウェア及び情報サービス業の基準へ 
   2.3 中国ソフトウェア産業協会で個人情報保護専門機構を設置検討・調整中 
   (本部:大連ソフトウェア産業協会) 
   ■PIPA(P-mark  相互認証に向けて) 
   ・同一基準で発注元が安心 
   ・日本を大連のビジネス拡大 
   ・利害関係の一致(Win-Winの関係) 
   ■関係強化への課題 
   1.中日関係 
   1.1 第1フェーズ終了 
   1.2 第2フェーズへ 
   2.グローバル化への対応 
   2.1 セキュリティの強化 
   2.2 人材育成(高度IT 人材) 
   2.3J-SOX(内部統制) 
   ■PIPA(審査)の流れ 
   企業:個人情報保護マネジメントシステム策定実施 
   (保護方針、個人情報特定、教育、内部監査、見直し等) 
   ↓ 
   申請(大連ソフトウェア産業協会HP)・PMS文書審査 
   ↓ 
   現地審査・指摘事項 
   ↓ 
   改善確認・認証付与(15日間の公示) 
   ↓ 
   2年後更新審査(企業自身の見直しも継続) 
(参加者のみに資料配布) 
   ○意見交換会(発言自由) 
   参加者の質疑応答 
   KDDIについて;(三上氏の質問)日中間のインターネット回線が込み合いパケット 
   ロスの発生などによるデータの送受信がうまくいかない現在なので、この日中間の 
   回線経路を増やすべく、韓国経由の回線を構築しようとしているという噂を耳にした 
   のですが、本当ですか? 
   (KDDI  曽部長の返答)今のところ、確かな情報は入っていません。 
   
   Pマークについて;(細谷氏の意見)Pマーク認証の規範については、大連ソフトウェア 
   産業協会が主導して進めるのもいいですが、対日本全体を考えたとき、中国国家基準へ 
   格上げした方がいいのではないでしょうか!! 
   (三上氏の意見)JIPDECのホームページを見たが、大連でPマーク認証が行われて 
   いるという記事がどこにも見当たらない。対外的PRのためにも、是非JIPDECの 
   ホームページに載せていただきたい。 
   (山下氏の質問)Pマーク取得までに、どのくらいの期間が必要ですか? 
   (李青寧氏の回答)平均的に約3ヶ月ぐらいで取得できています。 
   (牛島氏の質問)Pマーク取得までにかかる費用は、いくらぐらいになりますか? 
   (李青寧氏の回答)約3万元ぐらいになります。 
   
   ○次回例会日時/幹事の選定 
   日   時;2007年10月25日(木)16:00~18:00 
   幹事会社:大連誠志信息科技有限公司  総経理  内山  敏洋様 
   (10月中旬に詳細議題決定後、案内状を送付します) 
   
   4) 懇談会の案内 
   ・時間:18:30~20:30 
   ・場所:麦子大王 
   ・予算:50元 
   ※  26名の方が参加し、情報交換が盛んに行われました。 
   
   以上

Created on 2007/09/11. Last update on 2007/09/11.