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中国・新疆自治区への旅行記を、下に入れました。
2006年の夏、7月下旬、酷暑の最中に仲間6人でシルクロードは天山南路を巡った。私は大連に住んで居るがメンバーの内2人は日本から参加した。大連を起点としてウルムチに飛び、トルファン、クチャ(庫車)、カシュガル、パミール高原と廻り、帰りはカシュガルからウルムチを経て大連に戻った。旅中の移動は飛行機、チャーター車(2500km)及び汽車(700km)を利用した。ウルムチから測ると12日間で合計3200kmの旅であったが起点である大連からみると中国大陸を東の端から西の端まで行ったことに成る。大旅行をしたという満足感があった。旅行には目的がある。我々の目的は以下の通りである。 1.千仏洞など仏教遺跡を観る。2.三蔵法師の足跡を訪ねる。3.ウイグル食文化を食べる。4.天山、タクラマカン砂漠、パミール高原を見る。
ウルムチと言えば天池と天山のボコダ峰(5445m)、その天池に行って一日あそんだ。私は6年前に一度ここに来ているが、今度は何と観光客で一杯、全く俗化してしまってガッカリ! 現代中国の観光産業の発展を肌で感じた。年間1000万人が中国中を駆け巡っているそうだ。 天池は中国人にとっては神話時代の聖地、周のボク王が西王母と会い歓待を受けたところ。日本人も西王母の名前ぐらいは聞いているでしょう。そんな話皆ウソであるが中国人はマジで観光の目玉としている。ボコダ峰は奥のほうに座しており僅かに頂上が見えるのみ。 ウルムチの最大の見ものは新疆ウイグル博物館である。そこには25年前NHKシルクロード探検で発掘されたミイラ “楼蘭の美女” がある。すばらしく良く展示されていたので安心した。多くの日本人が見に来るのだろう、説明員も日本に留学した最高の専門家を当てているようであった。 {写真:天池とボコダ峰}
私はトルファンは2回目であるが最大の目標は西遊記で有名な「火炎山」である。メンバーには山の仲間4人がいて、遂に火炎山の登頂に成功しました! 火炎山は高い山という訳ではないが、砂の表面温度は70度、外気温は45度のシビアーな環境である。熱い砂が靴の中に入り軽い火傷をした人もいた。そんなところに登る人はいないのである。 火炎山の麓をラクダに乗って遊覧することが出来る。カザフ族の連中がやっているのだが、これが全くの雲助! 中腹まで最初5元(75円)と言った筈だがその場所に着くと50元(750円)請求される。腹を立ててもその場所から歩いて帰る訳にも行かないのである。メンバーの一人がラクダに乗ったが150元も請求され灼熱の中で立ち往生。幸い中国語が堪能であったため長時間の交渉で100元で収まった。日本のガイドブックには美しいラクダの絵が喝采されており興味をそそりますが決して乗るものでは有りません。火炎山の麓にはベゼクリク千仏洞があるが、14世紀イスラムの進入により、又20世紀初頭の西洋探検隊による破壊が甚だしく観るべきものが殆どない。特にイスラムにより仏画の顔や眼が破壊されているのはいたましいかぎりであった。 話はチョット横にそれるが、ウイグル族には美しい姑娘が多い。観光地では民族衣装を着けて、5元出すと一緒に写真に入ってくれる。同じ商売人でも女性は男ほどしつっこくないのが良い。ふと思ったのだが、こんな女性達を大勢日本に移民させ混血にしたらどうかなと。日本人はどうせ雑種なのだから。大きな声では言えないが公衆便所はすべて肥溜め式で、その汚いこと、臭いこと! 私はこれを「毒ガス製造所」と名付けた。あの美しい姑娘達もこんな場所で・・・・、なんて想像すると夢が弾ける! {写真:トルファン賓館にて:1番上}、{写真:火炎山より一望}
クチャでは3泊してゆっくりした。ここは仏教国である亀茲王国(2〜10世紀)があった所。仏教者なら必ずここに寄らなくてはならない場所である。有名なキジル千仏洞、スバシ故城を始め沢山の仏教遺跡がある。もちろん三蔵法師はこれら千仏洞、寺院に立ち寄ったに違いない。中国仏教・日本仏教の源流はここにあると言われています。日本では余り知られていないクマラジュウ(鳩摩羅汁)の生地でもある。クマラジュウは4世紀頃長安にとらわれの身となり、その間私達が知っている仏教の経典のほとんどを漢語に訳したのである。だから三蔵法師より偉いのである。日本では三蔵法師の訳を専ら使っているのでクマラジュウの名前が知られていないだけである。彼の銅像がキジル千仏洞の近くにあった。インド人の顔をしていた。キジル千仏洞はイスラムによる破壊が激しく敦煌莫高窟とは比較にならないほど貧弱であった。しかし、クムトラ千仏洞には新しく発掘された窟もあるが、余り観光客は行かない。千仏洞に憧憬の深いメンバーの一人がクムトラ千仏洞を見に行ったが、入場料500元(7,500円)以外にいろいろの費用をとられ合計で1000元(1万5千円)も支払ったそうだ。新窟に入ると更に500元とられるとのことです。
また、日本の大谷探検隊はスバシ故城においてかの有名な骨壷を発掘している(上野博物館にある)。我々も何か落ちていないかと眼を皿のようにして捜したが土器のかけらほども落ちていなかった。こんなところでまがいものの土器のかけらでも売りつけられたら日本人は簡単にひっかかるであろうな。 クチャには仏教遺跡のほかに観るべき景勝地が沢山有ります。 塩水渓谷、天山奇景、天山神秘大峡谷など奇岩奇景、鬼が出そうな場所で日本では決して見られない風景である。特に天山神秘大峡谷は新しく開発された景勝地で未だ日本のガイドブックにも載っていない場所である。 {写真:天山神秘大峡谷}
一日、パミール高原の入口に位置しているカラクリ湖に遊んだ。既にタジキスタンとの国境近く、道路は人民軍が管理していた。この道はパキスタンに抜ける道で嘗て三蔵法師が往復した道でもある。雪解けの出水のためアチコチで道路が寸断されていた。三蔵法師はインドから帰る途中多くの経典を水の中に失ったそうだがうなずける。カシュガルから5時間ぐらいでカラクリ湖に至る。途中にも湖か湿地帯か分からないような場所がありその向こうには真っ白な山(雪ではない)があり不思議な風景である。カラクリ湖に着くと馬に乗った人たちが我先に駆け寄って来た。何事かと言えば馬に乗れと言うのである。先に火炎山でひどい目に会っているので誰も興味なし!聞けば彼らはキルギス人だそうだ。ここは標高3600mの地、歩いていると腰が抜けるように疲れる。カラクリ湖からはコングール山(7649m)が見えた。神々しい山である。残念ながら当日は薄曇りで山の頂上付近は雲に隠れていた。晴れた日にはカラクリ湖に映るのだそうだ。私は山が好きなのでこんな山が見られて感無量であった。 {写真:コングール山とカラクリ湖}}
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